2025/10/20
SaaS営業ってどんな仕事?業務効率化を支える“クラウドの提案職”を解説
どんな仕事?
SaaS営業とは、クラウドで提供されるソフトウェア(SaaS=Software as a Service)を企業に提案・導入する営業職です。社内の業務効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援し、企業の課題を“クラウドの力”で解決します。
主な業務内容は以下の通りです。
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見込み顧客へのアプローチ(電話・メール・オンライン商談)
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顧客の業務課題をヒアリングし、最適なSaaSを提案
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導入時の社内調整(IT部門や経営層との調整)
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導入後のフォロー、利用状況の確認、追加提案
提案からサポートまで一貫して担当するため、「顧客と長く信頼関係を築ける営業」として注目されています。
SaaS営業のポイント
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「クラウド×効率化」で企業の業務改善をサポート
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導入の成功がそのまま顧客の成果に直結
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コンサル型の営業として、提案力・課題解決力が磨かれる
SaaSのジャンルを知ろう
SaaSは、扱う業務領域によってさまざまなジャンルがあります。提案するサービスによって求められる知識や商談相手も変わります。
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業務効率化系:チャット・スケジュール管理(例:Slack, Teams)
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CRM系(顧客管理):営業支援・顧客情報管理(例:Salesforce, HubSpot)
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会計・人事・給与系:バックオフィス自動化(例:freee, マネーフォワード)
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マーケティング系:広告運用・MAツール(例:Marketo, Pardot)
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データ分析系:BI・経営分析(例:Tableau, Looker)
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セキュリティ系:クラウド認証やウイルス対策
自分の興味のある領域を見つけることで、専門性を磨きやすくなります。
1年目のリアルな働き方
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朝はメール確認&商談リスト整理
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午前はオンラインで顧客ヒアリング
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午後は提案資料作成や社内調整
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夕方に商談やフォロー連絡
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定期的に先輩同行やロープレで提案スキルを習得
営業未経験でも、チームでフォローしながらスキルアップできる環境が整っています。
必要なスキル・知識
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IT・クラウドに関する基礎知識(SaaSの仕組みなど)
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ヒアリング力・提案力
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課題を整理し、最適な解決策を考える論理的思考
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プレゼン・資料作成スキル
役立つ資格・勉強法
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基本情報技術者試験(FE):IT知識の基礎を習得
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SalesforceやMicrosoft 365の認定資格:実務に直結
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営業・マーケティング系資格:ビジネススキル全般を強化
学びながらスキルアップできる点も、SaaS営業の魅力です。
キャリアの広がり
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SaaS営業 → プリセールス(技術提案)
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SaaS営業 → カスタマーサクセス(導入後支援)
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SaaS営業 → マネージャー・営業企画・事業開発
経験を積むほど、営業力×IT力×コンサル力が身につき、キャリアの幅が広がります。
年収・キャリア例
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1年目:300~400万円(固定+成果報酬)
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3~5年目:400~600万円(リーダー職・プリセールス兼任)
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5年以上:700万円以上(部門責任者・大手顧客担当)
成果が収入に直結しやすく、実力次第で早期キャリアアップも可能です。
向いている人の特徴
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IT・クラウドに興味がある
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顧客の課題を一緒に解決するのが好き
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新しいことに積極的に挑戦したい
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コミュニケーションや提案にやりがいを感じる
まとめ:SaaS営業は“IT×営業”の架け橋
SaaS営業は、単なる“モノ売り”ではなく、企業の業務課題を一緒に解決するDXのパートナーです。IT知識と営業力を両立できるポジションとして、未経験からでもスキルを磨きながらIT業界の中心で活躍できます。
転職を検討中の方は、SaaS営業をキャリアの第一歩として考えてみてください。
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